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2013年7月

2013年7月28日 (日)

名古屋競馬の存続問題 大詰め

 7月26日、名古屋競馬の経営改革に関する検討結果報告書が管理者である大村県知事に提出されました。今後、単年度実質収支で赤字になるようなら廃止を決断しなさい、という最後通牒です。 

 報告書では、収支管理の必要性、経費削減、収入増の取り組みなど、着実に収益につなげていくことを提言しています。そのうえで、来年から予想される「払戻率の自由化の活用により、黒字を継続させることは十分可能な状況にある」と考えられると言います。 

 ところが報告書は「・・・にもかかわらず、これに反して。25年度以降、実質収支が赤字となることが年度途中においても確実な事態となったならば、災害等の発生といった特殊な要因を除き、速やかに競馬事業の廃止を決断するよう提言する」と言い切っています。最後のチャンスだよ、と関係者に迫っている報告書です。 

 ここ4年間の実質収支は赤字、基金を取り崩し補てんして見かけ上黒字にしているのが実態です。基金の残高は2300万円。払戻率を引き下げれば経費は削減できますがお客が他の公営ギャンブルに流れ売り上げが減少する可能性も高いのです。黒字化は厳しい。

 報告書では、廃止した場合に必要となる費用の推計も。累積赤字は約40億円。施設取り壊し等処分に約13億円。組合職員退職金に約3億円。その他競馬関係者への見舞金も支払っているケースがほとんどです。費用の負担割合は愛知県17/28 名古屋市7/28 豊明市4/28と決められており、資産の売却などでまかなえきれない費用は設置自治体負担となります。 

 港区では、3学区1町内に競馬組合から補助金が支出されています。競馬会館は地元還元施設として地域に親しまれ活用されています。関係者も少なくありません。競馬関係者は348名(馬主200、調教師39、騎手23、厩務員86)と報告書にあり、その他にも関連事業者は少なくありません。 

 港区の市会議員は党派を超えて基本的に競馬場は廃止すべきだ、と要望し続けてきました。名古屋市の財政にもここ数十年、一円も入金がありません。あれだけの空間はもっと有効に活用すべきと私も考えています。

 

 しかし、地元や関係者に競馬組合の現状が正確に伝わっているか、関係者の意見を汲みつくした議論ができているか、といえばそうではありません。廃止について賛成、反対、いろんな意見があるでしょう。

 地元のみなさんとも競馬関係者、ファンのみなさんとも意見交換と情報共有できる機会をこの夏から秋にもつくりたい、と考えています。 そのときはまたよろしくお願いします。

 

2013年7月25日 (木)

名古屋港にまた軍艦が

 8月2日~5日にかけて海上自衛隊の護衛艦あきづき5,050tが名古屋港に入港するとの情報が入りました。3日、4日とガーデンふ頭での一般公開も予定されています。

 商業港である名古屋港になぜ毎年、毎年わざわざ軍艦を入港させるのか、港の軍事利用に市民を慣らすためとしか思えません。軍事利用は許さない、との意思をこちらもしつこく表明し続けます。

 7月25日には名古屋港管理組合あてに党市議団として、港の軍事利用を拒否するよう申し入れを行いました。以下、その全文を紹介します。

名古屋港管理組合               2013725日                  

管理者 大村 秀章 

日本共産党名古屋市議団

団長  わしの 恵子

海上自衛隊護衛艦「あきづき」の

名古屋港入港に関する申し入れ

 海上自衛隊は8月2日()から5日()まで佐世保を母港とする護衛艦「あきづき(5050t)」を、乗組員の休養、補給及び艦艇の一般公開(3日及び4日)を目的に名古屋港に入港させ、ガーデンふ頭3号岸壁に接岸させる予定と聞いている。

 名古屋港には昨年だけでも、5月に護衛艦「ゆうぎり」、7月に護衛艦「せんだい」、8月には練習艦「しらゆき」など海上自衛隊の艦船入港が続いた。

名古屋港へのたび重なる軍艦の入港は、商業港である名古屋港をいつでも軍事目的に転用できる港へと慣らしていくものであり、容認することはできない。

 戦争放棄と戦力の不保持を定めた日本国憲法の下では、自衛隊は違憲の存在との指摘もある。自衛隊艦船の一般公開は自衛隊の広報活動そのものであり、市民に親しまれる港づくりとは相容れない。

 名古屋港が国際貿易港として発展するためには、中国や韓国をはじめとしたアジア諸国との平和友好・経済交流の維持・拡大が不可欠である。

そのためにも過去の侵略戦争と植民地支配に対する真摯な反省の意思表明と、二度と戦争はしない、軍隊は持たないと誓った憲法9条を守り現実の政治と外交に活かすことが強く求められている。国と国との間では領土問題など意見の対立がおこることはあり得ることだが、粘り強い外交交渉による解決こそが必要であり、双方による軍事的緊張を高める動きは、国際貿易の振興にも名古屋港の発展にも障害になるものであり、けしてとってはいけない選択肢である。

名古屋港が平和な商業港として発展していくためにも、軍事利用を拒否し、非核平和の港であることこそ積極的にアジアと世界にアピールすべきである。

 

 よって以下の点を申し入れる。

1. 自衛隊艦船の名古屋港入港を拒否すること。

2. ガーデンふ頭を軍艦の一般公開に利用させないこと。自衛隊への勧誘など乗組員の休養・補給以外の目的での港湾施設の使用を認めないこと。

 3.  港湾管理者として日本国憲法を厳守し、とりわけ憲法9条の不戦・平和の精神をあらゆる港湾行政に貫くこと。                  以上

2013年7月24日 (水)

名古屋港管理組合議会 中国天津港視察が中止に

 7月22日に開かれた名古屋港管理組合議会の議会運営委員会で、議会事務局から、7月24日から26日に予定していた中国・天津港への海外先進港湾視察について、7月8日午後に、相手先から「視察の受け入れは難しい」との連絡があり、7月12日に中止の連絡を各議員にしたこと、再度、視察先等を決めるにはあらためて本会議での議決が必要になる、との報告がありました。

 6月11日の本会議で、日本共産党を除く賛成多数で決められた議員の海外派遣が中止に追い込まれる事態となりました。こんなことは初めてです。

 受け入れが困難になった理由について当局は、はっきりとは言わないのですが、日中間の政治外交問題が背景にあるのは否定できないようです。時期の問題でも視察先の問題でもないことは確かなようです。

 日本と中国との関係が尖閣諸島の領土問題や一部の政治家の歴史認識をめぐる発言と行動などでぎくしゃくしているなか、名港議会の視察にまでその影響が及びはじめました。河村「南京」発言が直接、影響しているとは思いませんが、ないとも言えません。

 世界に通用する歴史認識を共有し、問題を外交的に解決する努力を政府に強く求めたいと思います。

 問題は議会と議員の態度です。議会事務局からは、天津港の代わりにタイのバンコク港及びタイ港湾公社に10月31日~11月2日の日程で視察に行く提案がされました。帰りが深夜発朝帰りなので予算の範囲内でビジネスクラスの利用もあわせて提案されました。

 そのためには本会議の議決が必要で、臨時議会が招集されることになると言います。

 私は、海外への視察も必要があれば行うべきと考えており、国際コンテナ戦略港湾の選定時には、何かとコスト面での比較先であり、競争相手でもある釜山港への視察に参加しました。

 しかし、二年に一度の海外視察が、必要に応じて、となり事実上、毎年の海外視察が慣例化されています。目的のはっきりしない慣例的な視察には日本共産党は反対です。

 今回も、目的と視察先を特定して派遣を議決したのです。中止の理由を問いただすこともせず、とにかく海外へ行きたいので、受け入れる港湾を探しだしたとしか思えません。

 バンコク港とのパートナーシップ港の締結から一年というのですが、ならなぜ最初からそこにしなかったのか?と問いたくなります。重要な先進港湾だからというだけなら視察先は世界中にありますが、わざわざ公費の海外視察をするだけの価値があるのでしょうか。

 中国との関係悪化の要因である政治の右傾化を進めながら、海外視察にだけは行きたい、こんな政治家では困ります。情けない。恥ずかしい。中国に対しはっきりとモノを言いながら、目的を見失った海外視察はいさぎよく中止すべきです。

2013年7月23日 (火)

選挙後、市議会でも課題が山積・・・休めませんね

参議院選挙が終わり、名古屋の共産党市会議員としてやるべき課題がどっと出てきました。参議院選挙明けですが、休む暇もありません。

 名古屋港管理組合議会は、中国天津港への海外視察(共産党は反対)が天津港当局から「受け入れが難しい」と言われ、急遽、中止に。緊張を解きほぐす外交努力が必要です。ところがその名古屋港にまたぞろ軍艦が入港します。木曜日には市議団として軍事利用を拒否するよう申し入れます。

 明日の晩は、国保署名運動スタート集会で、名古屋市国保について少し報告します。減免制度中心に現状と課題を調査中です。

 敬老パスの見直し議論も大詰め。一部負担金の値上げに論点がしぼられてきました。次の検討分科会は9月。この夏の運動が大事です。

 中学生の自殺事件。いじめ問題の対応を含めて市議団でもチームをつくり特別の体制をとって取り組みます。

 嘱託員の不正採用問題では弁護士チームの最終報告書が出ました。マスコミふくめ、自民党議員の疑惑の追及が不可欠です。

 名古屋競馬場の改革問題も今週中に最終報告がまとまる予定。黒字化できなければ廃止の決断を、ということになりそうです。地元としての対応、市民的な議論が必要です。

 リニア中央新幹線、質問したいことをJR東海にまとめておくりたいと思いながら・・・
 たいへんだけど、働きがいがありますね。がんばります。

2013年7月16日 (火)

リニア中央新幹線 説明会

 16日、リニア説明会に行きました。JR東海と建設期成同盟会の共催。400名の会場は事前にネットで予約した人しか入れません。 

 一通りの説明のあとは質疑応答です。予想はしていましたが、あそこまで官僚的な答弁ばかり聞かされると、いい加減、腹が立ってきます。 

 健康や環境への影響、そもそもの必要性まで、具体的な質問が次々に出されましたが、対する答弁はあまりにも質問者をバカにしたような解答ばかり。 

 ずるいな、と実感したのは、自前で9兆円出す事業だと言いながら、事業の必要性や採算性については国の認可をもらったから、といって国のお墨付きをもらったことばかり強調することです。民間会社の事業でなく、やはり一大公共事業ですよ。公共事業と民間事業の使い分けはずるいですよ。 

 もう少しいろいろと突っ込んでみたい、と思った説明会でした。このまま事業を進めるのはあまりに乱暴です。

田んぼの中で

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 選挙のお願いなどで走りまわりながら、おもわず南陽地区の田んぼでパチリ。 

 緑の田園風景は市内では貴重な存在 

 TPP参加で日本の農業を滅ぼすような政治はごめんです。自民党やみんなの党には負けられない。 

 安全な食料は日本の大地から!

日本共産党ともとむら伸子はがんばります。

 

 田んぼを渡る風の心地よさ。さわやかで、豊饒な香りがします。

参議院選挙 港区演説会

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7月12日のもとむら伸子個人演説会、港湾会館で約180名が集まりました。

 日増しに現職議員顔負けの名演説になっていく、もとむら候補の迫力と気迫、かつユーモアと微笑みも本音も忘れない訴えに会場からは大きな拍手が。 

 応援演説の池住義憲さんも絶賛の候補者、もとむら伸子さんです。

2013年7月12日 (金)

敬老パス学習会で報告

 名古屋の宝・敬老パスの存続を考える会実行委員会(準)が主催した第2回敬老パス学習会に、報告者として参加しました。_1117s

 学習会ではまず、5月17日の財政福祉員会の敬老パスに関する請願審査の模様をネット中継録画がそのまま放映されました。

 私が20分以上一人で質問を続けている場面ですが、市民アンケートやシンクタンクに委託した制度調査報告の概要とその特徴など、下手に報告するやりわかりやすい議論になっていたと我ながら思いました。

名古屋市会のホームページからアクセスできます。よかったらぜひ見てください。

Img_1114s その後、本会議でのやりとり及び社会福祉審議会専門分科会の議論の様子と今後の日程などについて補足的に発言しました。

 参議院選挙の結果が、審議会の議論にも大きな影響を及ぼします。目前の選挙勝利に全力をあげることが大事です。そのうえで分科会の会長や委員への働きかけを強める必要性についても提起しました。

 7月22日、9月9日の2回の分科会に向けた行動が重要であり、世論を盛り上げながら、働きかけを強めようと意思統一しできた学習会となりました。

 私は、その足で市役所に行き、敬老パスの見直しを議論している社会福祉審議会

専門分会の会長あての「お願い」を届けてくれるよう健康福祉局の職員にお願いしました。その手紙は以下のとおりです。

2013年7月12日

名古屋市社会福祉審議会 今後の高齢者の生きがい施策のあり方検討分科会

会長 野口定久 様

分科会の議論についてのお願い

 敬老パスの見直しをめぐる専門分科会では、会長として議論の進行ととりまとめにご奮闘いただき、ありがとうございます。心から敬意を表します。

 敬老パス見直しの議論も、負担金問題にほぼ焦点がしぼられつつあるように推察いたしますが、その点で、どうしても気になることがあります。それは負担金の議論にあたり、高齢者の所得や家計、くらしの実態がどうなっているか、といったやりとりがほとんどないまま「これぐらいは払えるのではないか」との発言が目立つことです。

 先入観なく自由に議論していただくのは当然ですが、多くの高齢者がわずかな年金だけを頼りに暮らしていることをはじめ、支給される年金額が年々削減される、国保料や介護保険料はあいつぐ負担増、生活保護受給者は増大し保護基準も切り下げ、医療や介護の重い費用負担など、高齢者の家計をとりまく様々な状況をトータルにみたうえで、負担金についての議論をして頂きたいのです。

 高齢者の収入や所得に関しては、想像以上に格差が大きく、しかも低所得者が多い現実を踏まえた議論が必要です。一般論として「高齢者は豊かだ」とか「いや貧しいぞ」といった議論では空しく響きます。

 会長はじめ、高齢者問題に深い見識をお持ちの方々にこんなことを申しあげるのは、はなはだ失礼かとは存じますが、これまでの議事録等を拝見いたしますと、高齢者の負担をめぐる議論の行方に一抹の危惧を覚えます。

社会福祉という名称を冠する審議会の専門分科会として、敬老パス制度の持続可能性を議論するにあたり、市の財政事情だけでなく高齢者の生活実態を示す国や名古屋市の様々な統計資料も紹介するなど、高齢者の生活実態を十分に踏まえてご議論いただきますよう、まことに僭越とは存じますが、心よりお願い申し上げます。

また費用面の検討ばかりが先行して、せっかくの市民アンケート&制度調査で明らかになりました健康、環境、経済などの様々な社会的効果についての議論がまだ足りないのではないか、と率直に感じています。あわせてご配慮いただければ幸いです。

 たいへん不躾なお願いとなりましたが、よろしくご検討ください。

名古屋市会議員 山口清明

2013年7月 9日 (火)

日本共産党カクサンブ奮闘中!こんなページが見たかった!

 ネット選挙が解禁になりましたが、実際に選挙活動しながら、情報発信するのはなかなかたいへんです。そんなときに登場したのが日本共産党カクサン部。

こういうセンスで活動の幅を広げたたいものです。629koyou01s

独自のキャラが楽しく党の政策を打ち出し、政権批判を展開しています。

センスはなんとなくNHKのEテレっぽい感じ。お堅いイメージを変えるため、変身です。

52歳の私からは、オヤジ逆風のこのコーナーがおすすめです。76gama02s_3


 

 ユルキャラならぬユニキャラと私は呼びたいユニークなキャラクターがいっぱいです。

ぜひ着ぐるみまで登場してほしい。

カクサン部、詳しくは日本共産党のホームページからどうぞ!

直接のアクセスはhttp://www.jcp.or.jp/kakusan/ 思いきり笑ってやってください。

カクサン部、隠さんでいい このセンス

2013年7月 2日 (火)

あおなみ線のSL走行の調査費は認められない

 6月議会の補正予算審議、私は都市消防委員会で「鉄道を活用した都市魅力向上施策検討調査」1000万円の計上は認められないとの態度表明をしました。

 質疑の様子は名古屋市会のネット中継録画http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/をご覧いただきたい。Sl

 私は鉄道ファンです。鉄道を活用した都市魅力の向上は大切なテーマだと考えており、SLもイベントとして走らせることに異議を唱えるものではありません。

 でも市長の提案は問題だらけです。以下、委員会最終日に態度表明した反対理由のみ紹介します。

 第95号議案(補正予算)について反対です。理由は以下の4点で「鉄道を活用した都市魅力向上策検討調査」の調査費は認められないからです。

第一に、この調査費は、あおなみ線での蒸気機関車の定期走行についての調査が前提であり、実現可能性に極めて疑問がある事業を、他の事業に先がけてまで市が調査する必要性も緊急性もない。

第二に、都市魅力向上のためとはあるが、蒸気機関車を始めとする話題性のある車両の活用について、その採算性や実現可能性に関する調査は、本来、鉄道運営事業者が行うべきものである。

第三に、市長の提案理由説明には、「名古屋を『世界の鉄道の聖地』と言えるほどの都市魅力を創造する」とあるが、本市を「世界の鉄道の聖地」とすべき歴史的な必然性は何も見いだせない。

  第四にLRTなど都市魅力の向上につながる新型交通システム等については調 査対象から除外しているなど、鉄道を活用した都市魅力向上の調査とは言えない。

 この反対理由が7月2日の本会議でも委員長から紹介されると、市長からはヤジが飛びましたが、議場からは「鉄道の聖地とすべき必然性は何も見いだせない」というくだりで、共感の雰囲気を感じる大爆笑となりました。誰も市長の提案を本気で受けとめていない証拠です。

議員の口利き疑惑解明も待ったなし 本会議で市長に質問

20130702s  6月議会最終日となる7月2日の本会議で、第100号議案「市長の給料の特例に関する条例の制定について」が追加上程されました。

嘱託員の不正採用に伴う市長責任を明らかにするための給料減額条例です。

 議会ではなかなか百条委員会の設置が進みません。質疑できる機会は全て活かしたい。

 わずか10分間ですが、減税日本ナゴヤの質疑の次に質問させていただきました。

 以下、質問と市長の答弁をそのまま掲載します(要約の責任は山口にあります。正式の議事録は後日作成されます。名古屋市会のネット中継録画も見てください)。

【山口】

通告に従い、第100号議案「市長の給料の特例に関する条例の制定について」うかがいます。

この案を提出したのは、国民健康保険料に係る滞納整理嘱託員の不正採用が行われたことに伴い、市政の信頼を著しく損ねたことに対する市長の責任を明らかにするため、と説明されています。

問題の不正採用事件について、日本共産党名古屋市議団は、昨年12月と今年4月と二度にわたり、議長に対して地方自治法第百条にもとづく調査特別委員会の設置など、真相解明のために議会として全力をあげるよう申し入れてきました。

市政に対する信頼を回復するために、真相解明に力を尽くすのは議会の当然の責務です。議案審議を通じて少しでも事件の真相に迫りたいと考え、条例提出の根拠となる事件の事実認定について、以下、数点、市長に質問します。

 この事件について、市長は2月に弁護士チームを発足させ、その調査チームは43日に中間報告を発表しました。そして6月18日、幹部職員2人を免職にするなどの処分を行い、今度は市長自らに重い処分を科す条例を出しましたが、市長、最終報告を待たずに中間報告のみで処分を決定したのはなぜですか?

処分の根拠が中間報告のみだとすると聞きたいことがあります。

中間報告にある、平成219月の委員会審議の状況をネット中継で視聴していた、との記述について、委員会のネット中継は平成233月からなので、明らかな事実誤認だとの指摘を議会側からも調査チームにしたはずです。ところがいまだに訂正も反論もありません。どうなったのですか? 

重い処分の根拠ともなる中間報告がこれでは困ります。

調査チームの最終報告が出てから処分を決めるものと思っていましたが、5月と言われていた最終報告は出るのか? 事実関係の解明は既に全て終了したということで今回の条例を提出したのですか? 答弁を求めます。

 調査チームの中間報告を報じた新聞の見出しには「市議の口利き認定」「恫喝的顔浮かび不正」「部長『市議に圧力感じた』」などの言葉が並びました。

私も、不正を招いた要因に議員の関与があったか否かを明らかにすることが事件の重要なポイントと考えます。この点が不明朗なままで職員に対し重い処分を課し、市長自らを罰すると言われてもすっきりしません

これまでの委員会審議では、当局からは「捜査当局に書類を送った」「捜査中の案件だから答弁できない」としか答えていただけませんでした。

 ところが、名古屋地検は5月24日、理由を明らかにしないまま、職権乱用や虚偽有印公文書作成、同行使などの疑いで書類送検されていた職員3人と、あっせん収賄などの疑いで告発された市会議員について、いずれも不起訴としました。

 

  この判断に対する評価は別にして、検察が不起訴とした案件について、今回あえて思い処分を決定したのは、市として相当十分な確信を持って、事件に関する事実認定をしたうえでのことだと思います。

事件の全容について尋ねることはしませんが、端的に一点だけうかがいます。

市長が重い責任を感じるというこの不正採用事件に幹部職員が手を染めた動機について、市長として事実と認定した事柄は何か?

具体的かつ端的な答弁を求めて一回目の質問を終わります。

【河村市長】

えー、まず、最終報告を待たずに、ということでございますが、この事件につきましては、去年の4月に市長ホットラインに通報がありまして、調査しています。8月28日に名古屋市として告発をしております。その間でも、相当、当局としては調査をつくしまして、あと、中間報告にいたるまで、それから、あの、これは、その後になりますけど、中間報告で新たに出てきた事実につきましても、当局の人間に、これはヒアリングもしまして、そうとう事実関係につきましては十分であるということで、5月24日に検察も起訴猶予処分をしましたので、このタイミングで処分をさせていただいたということです。

それから、ネット中継につきましては、弁護士さんの話では最終報告のときに出すということですが、僕がきいたところでは、ここで言っていいかわかりませんですけど、インターネットはあの時にはなかったけども、答案偽造の時に、間違いなく、その風景が頭に浮かんだと言っていまして、控室で見ているなり、インターネットではなくて、控室というのがありまして、そこらへんは弁護士さんの報告を待たないといけませんが、現実に見ていた印象が重なったのではないかということを、当事者が言っていると。あらためて弁護士さんは、そのことを話された方から調査をしたと言っています。ですから、インターネットであるのか、それとも実際に控室で見ていたのか、いずれかの印象が重なったのだろうと、本人が語っているという報告が出されるようです。

それから、あとは、起訴猶予ということでございますが、動機についてどういうふうに認識しているのか。これは、弁護士さんのチームや、内部の調査によって、当事者ですね、こちらの職員のほうがきちっと話をしておりまして、全部。その中で、「議員さんからの働きかけがあった」ということは、認めております。全員。また、弁護士さんが調べた新しい事実につきましても、また、確認しまして、新しい事実につきまして、職員に確認したところ、その通りであるということでありまして、動機について、そこまで確実であれば間違いないと判断したということでございます。20130702s_2

【山口】

市長、最終報告を待たずに処分を決めたということになると、中間報告は重いのです。

職員の処分だけだったら、その動機が何であれ、結果として不正採用に関わったという、この事実認定だけで十分なのですよ。特別な調査チームいりません。

あなたが、あえて調査チームをつくり中間報告を出したんですね。事実認定に一点でもスキがあってはいけないと、私は思います。中途半端な調査報告は即刻、改めていただきたい。

そのうえで、この100号議案は、あなたの、市長としての独自の責任を問うものです。部下が過ちを犯したから上司として一般的に監督責任を問う、こういう条例ではないと私は受けとめています。ですから、職員を処分した事実認定についても、事件の動機や背景を含めて明らかにする。そのうえで、自分自身に対する適正な処分が行えると私は考えます。

いまの答弁で、幹部職員が不正を働いた動機に、議員からの働きかけがあったと明言しました。そのことを認定したうえで、今回の提案をされたと、私は受け止めたい。

もとより市会議員にかけられた疑惑、口利き疑惑の解明は市民に対する議会の責務です。

百条委員会の設置については、現在も、議会運営委員会理事会で協議が続けられています。私たちは、引き続き、全会一致で、この百条委員会、設置できるよう粘り強く取り組んでいく決意です。

同時に、事件の真相究明、議員に対する疑惑の解明と政治倫理の確立のために、今後とも力を尽くしてまいりたい。このことを表明して質問を終わります。

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