ミニボートピア 討論は共産党だけ さびしいね
名古屋市会5月臨時会の冒頭で、中区栄4丁目13番の小規模場外舟券売り場(ミニボートピア)の設置に賛成・反対の各請願の採択が行われました。採択の前に討論できるのですが、壇上に立ったのは日本共産党の田口一登議員だけ、賛成・反対について他党議員はなぜ市民の前で堂々と議論しないのでしょうか。
田口議員は、設置にあたっての条件の一つである「地元町内会の同意」について、いまの地元町内会の同意は形式的なものに過ぎない(委任状の全てが賛成票にカウントされた)、町内会の過半数が反対署名に応じていることなどからも地元町内会の同意が得られているとは言えないと語り、住民同士が力をあわせてまちづくりに取り組めるようにするためには、ボートピア設置計画をいったん白紙に戻すことが必要だ、と訴えました。
採決の結果、75議員中、設置に賛成48、設置に反対14、棄権11、欠席1となりました。
共産党5、減税新政会5はそろって反対、自民党からも4人が反対。棄権したのは減税日本4人、自民2人、民主4人、減税クラブ1人、公明党12人は会派をあげてギャンブル場の設置に賛成。自民・民主・減税は態度が割れました。反対請願の紹介議員19人のうち、共産党は反対の意思表示をしましたが、一人欠席で残りの13人中11人が反対せず棄権という態度にとどまりました。
ボートピアをめぐっては港区でも地域住民の間に大きなミゾをつくり出した苦い経験があります。しかし地域の振興にはつながりません。地元住民の声をしっかりと受け止めた議決をしたかったのに、残念な結果となりました。しかし、これからも地元の反対運動を様々な形で応援していきたいと思います。
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